拉致事件主犯の辛元服役囚か 北朝鮮のテレビで放映
ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の国営朝鮮中央テレビが25日夜に放映したニュースに、原敕晁さん拉致事件の主犯とされる辛光洙(シン・グァン・ス)元服役囚とみられる人物が映っていることが分かった。韓国でスパイ容疑などで逮捕され、長期収監されたものの転向を拒み、北朝鮮に送還された同国の元「非転向長期囚」(服役囚)が朝鮮人民軍部隊を訪れたときのニュース映像。軍人らを激励するために歌を歌う場面の中で確認されたという。今回の訪問は、金正日総書記の軍最高司令官就任11周年にあたって行われたもので、「タバクソル哨所」の区分隊(所在地不明)を訪問。ニュースでは、辛元服役囚の名前や訪問の日時などについては触れられていなかった。
【参照】原さん拉致事件で北朝鮮元工作員を国際手配 警察庁(今年9月30日の日誌)
辛光洙が服役しているという「タバクソル哨所」の区分隊の所在だが、私も一応調べてみたが分からずじまいだった。北朝鮮でいうところの「非転向長期囚」という当て字も、実際には英雄として北朝鮮に迎えられているのだから、これは韓国などに配慮した表向きの言葉であろう。辛光洙はその工作と逮捕において、最後まで口を割らなかった功労者として特別待遇を受けているはずである。彼については更に詳しく後述していきたい。
その辛光洙について某ジャーナリストが今年11月に寄せたリポートに「現在、全羅北道全州(チョンラブクドチョンジュ)の刑務所に収監されている」という記事があった。全羅北道全州とは韓国の地名であって北朝鮮にはない。辛光洙は2000年に恩赦で釈放されているから、これは間違いであろう。以前、JFK暗殺について調べていた時に、ダラスの暗殺現場写真をチェックしていたら写真が左右逆になっているものがあった。おそらく現像する際にネガを逆さに差し込んだまま印画紙に照射してしまったのだろう。今日もテレビをみていてそうしたミスを発見した。闇の仕事人必殺シリーズでも、冬の夜、飾り職人ヒデが「あつい、あつい」と言って屋台に駆け込むシーンがあった。別にあらを探しているわけではないが、専門家でさえ気付かないミスもけっこうあるものだ。原発事故が絶えないのも分かろうというものである。私も至るところで誤字脱字を繰り返しているが、専門家はそれを生業としているのだからその責任は重い。素人は間違ったまま認識するだろうし、指摘されるまで気付かないことの危険さえ感じる。
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【視聴予定】
選別対象局→NHK総合 NHK教育 テレビ朝日 日本テレビ TBSテレビ フジテレビ
■19:20-21:00 NHK総合ニュースハイライト〜2002年激動の記録〜 ▽拉致被害者が帰国・24年ぶりの再会・未解決の事件は▽北朝鮮の核問題▽政治とカネ・景気・雇用は▽テロ・緊迫するイラク情勢▽食肉偽装事件▽W杯▽ノーベル賞
■22:00-22:45 NHK教育ETV2002「社長たちの師走」 町工場に密着お金が回らない▽起死回生の技術
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