02/11/27 (水)
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 金正日政治軍事大学(旧金星政治軍事大学)は工作員の基礎教育を行う。北朝鮮の元工作員・安明進(アンミョンジン)氏はここで横田めぐみさんと出合ったという。この時、安明進氏らは講堂の横から、めぐみさんらは講堂前の正面から入って来た。そして、めぐみさんらは講堂前の後列に、安明進氏は前列に座っという。正午頃、安明進氏の友人が冗談まじりに「こんばんわ」と言うと、めぐみさんはその冗談が分かったらしくニコニコ笑っていた。しきりに話しかける安明進氏らは、めぐみさんの笑顔のエクボが印象に残ったらしい。拉致された日本人の教官室は本部二階の右側で、常時10人以上の日本人がいて、残りの日本人達は教官として分校に行っていた。分校では工作員の専門教育を行っている。
 ちなみに金正日政治軍事大学の西南2キロ地点には「9.15病院」があるが、ここは別名「作戦部所属工作員専用病院」と呼ばれ、横田めぐみさんが入院していた場所とされている。またここには麻薬・毒物などの製造室があるとも云われている。死亡したとされる拉致日本人の死亡診断書もここで作成されたが、文書捏造の疑いが濃厚なのは日本でも取り沙汰されてきた。横田めぐみさんの自殺にしろ、この病院の性質上考えにくいことは確かだ。その9.15病院の南側間近には金正日専用鉄道が走っているが、地下トンネルと目されている線と並行に国道が走り、金正日専用鉄道と交差するところが「龍城」だ。9.15病院、金正日政治軍事大学、そして横田めぐみさんらが生活していた第130連絡所、ともに龍城から2キロしか離れていない。物量網としては一大拠点ともなり得ることから、戦略的にも重要な意味をもつと考えられる。
【参照】平壌極秘地図
 安明進氏の所属は党作戦部の沙里院連絡所、対南工作機関の訓練を受けている。彼の受けた実施訓練に「以南環境館」による南の韓国人に成り済ます訓練がある。平壌近郊の山に掘られたトンネルに、幅5メートル長さ8キロに渡って韓国の町そっくりに作ってあるという。日本人を対象にした清津連絡所では、日本海上保安庁の武装追撃を想定し、それに合わせて完全武装の訓練を始めたらしいとのことだ。 
【視聴予定】
19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代 ▽”過剰投薬”はなくせるか
22:00-23:00 NHK総合 ニュース10 ▽イラク査察開始…核化学兵器・ミサイルは▽有働の欧州サッカー世界最強クラブがイタリアで激突

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