02/11/17 (日)
3-11℃ 北-東よりの微風4m/s13時やや強風
 自殺者が交通事故で死ぬ人の4割も越えたという。昨年だけで3万1000人、病気を苦にしての自殺が4割程度、あとは健康体でありながら自殺している。うち殆どが経営を苦にしての自殺だ。手を広げすぎて会社を倒産させた。バブル時代にはあれほど融資してくれた銀行が、バブル崩壊後手のひらを返したように返済を迫ってくる。中には黒字を出しながら、運転資金が得られないために倒産する例もある。倒産させられた、といった方が適切だろう。銀行は自己資本比率をあげるため貸し渋り、貸し剥がしで乗り切ろうと必死になる。私と同級の経営者は、賃金支払いのための運転資金が得られないのを苦にして自殺した。死ぬ前に彼は言っていた「銀行はひどい、3000万なければうちの会社は潰れる。それを分かっていながら資金を出してくれない。元はといえば会社の拡張を勧めたのは銀行だ。それを今になって全部返済してくれという。できるわけがない。とにかく今は従業員の給料を払うための運転資金が急務だ、それを貸してくれない。どうすればいいんだ?」・・・どうすれば・・・良かったのか?・・・自殺するしかなかった彼を誰が責められようか。私には彼の悔しさが分かりすぎるほど分かる。なにやら脅されているとも云っていた。謎めいた言葉を残して彼は消えた、この世から・・・永遠に。深夜、あの世からの直通電話のベルが私の脳に響き渡る。おい、そっちはどうだ?まだ不景気は続いているのか?・・・死んだはずの奴の声が懐かしい。いつも明るく振舞っていた奴だった。ピカイチの美人をゲットして妻にしていた、私には羨ましい存在だった。会社も拡張し張り切ってもいた御曹子であった。
 先代の社長は戦後の焼け跡から道を切り開いた。何もかも焼き尽くされた荒涼とした日本において、日本の復興という目的のためにがむしゃらに働いた。その先代の労苦が見事に結実し、道は切り開かれ、その道筋の途上に我々団塊の世代は置かれた。強く逞しく頑張ってきた先代の誇りを引き継ごうと、先代のように強くあれねばならぬと、多分に強がってもいただろう。モノが溢れる中で、土地と株価は連動して暴騰を続けた。その天井知らずに見えた過剰ともいえる日本経済の復興に、私などは一抹の不安を覚えたのも確かだ。株の暴騰に勢い込んで買い漁る某知人に忠告したのもその頃だった。おまえの買い漁る株が紙切れになったとしたら、どうする?・・・ばかいえ、株がどんどん上がって儲かっているのに手離せるもんか・・・そしてやってきたのがバブル崩壊だった・・・おまえの言った通りになったな、大損しちゃったよ。でも株はまだ離せない。底値の今売ったらそれこそ大損だからな・・・そうして株にしがみ付いている某知人に、私は云うべき言葉を失っている。額に汗して道を切り開いた先代の労苦のあとに待っていたのが、マネーゲームという公認ギャンブルだったとしたら・・・先代の切り開いた道はどうなるのだろう?モノが無い時代にはモノを作れば済んだ。モノが溢れている日本の今にモノは邪魔になってしまった。それらはもっと安くアジアの隣人達によって手に入り、ために日本の製造業は壊滅的な状況に追い込まれている。悲しいかな、これが現在進行形の日本経済である。壊滅的な製造業のうちにあって、私もまたモノづくりにしがみ付いてはいるが・・・それに付加する心のことを考え始めている。先代の道筋は見えなくなった。代わりに見えてきたのは心という道筋だった。心という自分の道を歩く時代になったんだ。社会性で評価される、自分の心を見失うような道とはおさらばしよう。
胡錦涛氏が総書記に就任 江氏は中央軍事委主席に留任
 中国共産党の第16期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が15日、北京で開かれ、新しい党総書記に胡錦涛・国家副主席(59)が就任した。指導部となる政治局常務委員には胡氏をはじめ呉邦国副首相(61)、温家宝副首相(60)ら計9人が選ばれ、胡指導部が正式に発足した。また、総書記を退いた江沢民氏(76)は党中央軍事委員会主席に留任し、軍トップの座を維持した。
 常務委員は、序列順で胡氏、呉氏、温氏に続き、賈慶林・前北京市党委員会書記(62)、曽慶紅・前党組織部長(63)、黄菊・前上海市党委員会書記(64)、呉官正・山東省党委員会書記(64)、李長春・広東省党委員会書記(58)、羅幹・党中央政法委員会書記(67)が選ばれた。呉官正氏は党中央規律検査委員会書記に選出された。政治局員には、呉儀・前政治局員候補、劉雲山・党宣伝部長、賀国強・党組織部長ら24人が選ばれた。同候補は1人。 江氏との関係が近い曽氏らが常務委員入りしたことで、江氏は新指導部への影響力を維持していくことになる。政府の役職は、来春に開かれる全国人民代表大会で決まる。胡氏は江氏に代わり国家主席にも就任する見通し。呉氏は全国人民代表大会常務委員長、温氏は首相にそれぞれ就くとみられる。常務委員9人は15日、北京の人民大会堂で内外記者と会見した。常務委員を退いたのは江氏のほか、朱鎔基首相(74)、李鵬・全国人民代表大会常務委員長(74)、李瑞環・全国政治協商会議主席(68)、尉健行・中央規律検査委員会書記(71)、李嵐清副首相(70)。1中全会には、14日に閉幕した第16回党大会で選出された198人の新たな中央委員、158人の同候補が出席した。
【関連サイト】人民日報中国総合データ(中国情報局)

 常務委員に抜擢された賈慶林・前北京市党委員会書記(62)は、183億元(約2000億円)という中国史上最大の汚職事件を引き起こした陳希同・元北京市長の後釜に座った人物。これだけで江沢民・前総書記の信任が厚かったことが窺がえる。この汚職事件摘発をして江沢民を無能呼ばわりしてきた北京のドン・陳希同は失脚、北京市国家安全局を母体にした新興公司の崩壊と共に、その指揮をとった江沢民が全権を握るかたちになっていった。仮にこの政争に江沢民が敗北していたなら、党の人事は全く違った展開になっていただろう。ケ小平・元国家主席にして江沢民をあまり評価しておらず、1992年、遅々として進まぬ経済改革に業を煮やしたケ小平が江沢民を叱責するという場面もあったという。これで自信を失った江沢民は、公安を牛耳る喬石に次期総書記候補として打診したが、高齢を理由に断られている。かくして弱虫とも揶揄されてきた江沢民だが、側近に恵まれたせいか中南海の汚職事件を始めとして、今回の党人事は見事な采配ぶりと評価されているようだ。中でも前常務委員だった朱鎔基はかのケ小平が自ら抜擢したほどの人物で、江沢民の側近としては実務派手腕を発揮しては中国の未来を担う星として期待されていた。高齢とはいえ、こうした実力派重鎮たちがあっさりと退くあたり、日本政府も見習うべきかも知れない。さて、その重鎮たちが選んだニューリーダー胡錦涛だが、実は私もあまり調べていないので分からない。見た感じ切れ者であることだけは何となく分かるが・・・当分の間、江沢民ら重鎮たちが後ろ盾となっていくと思われる。
【視聴予定】
17:30-18:24 TBSテレビ 報道特集 北朝鮮脱出1通の手紙…▽80歳のわらじ医者
19:58-20:54 日本テレビ 特命リサーチ200X II「新型インフルエンザが今年大流行する?」 恐るべき殺傷&感染力ウイルス対処法▽高橋尚子(秘)能力
22:30-24:45 フジテレビ EZ!TV 劇的テロの恐れも…FBI警告ビンラディン氏265秒”声明”気になる部分▽緊迫情勢の中…密着”イラクの女子高生”知られざる日常と本音▽ベッカム広告戦略
「じねん」TOP