朝の体感温度は5℃以下といったところか、かなり寒く指先が痺れる。昨夜からストーブに火を入れた。とはいっても風通しのあばら屋のこと、効果も半減、ストーブに身を寄せないことには暖まらない。子猫たち六匹は初めてのストーブを見て、炎をじっと凝視している。彼らにとっては冬を迎えるのも初めてになる。野良猫にとって冬越しは生死がかかっている。去年の冬で殆どの野良猫が凍死してしまった。いまストーブの前に集まっている子猫は、そうして死んでいったオス猫の遺伝子を受け継いでいる。餌を与えても人間族に威嚇することを怠らなかったボスの「シロ」、こいつと「クロ」の間に「チロ」が生まれ、その「チロ」の子供三匹がいまストーブの前で毛並みをそろえている。いつも咳き込んでいた野良猫「三毛」と「クロ」の間には、「ナメ次郎」「コミック」「ワンパーク」が生まれ、ストーブの前には六匹の子猫たちが集まっているというわけだ。つまり彼らの父親「シロ」と「三毛」は去年の冬に凍死した、ということになる。私が与える餌は食べても、家に寄り付くことなく野良猫として野垂れ死にしたのである。野良猫としての誇りを捨てなかったゆえの死ともいえよう。りっぱではないか。私もかくありたい。某同業社長と酒を酌み交わしたおり「誠意を尽くした仕事を侮る者は、監督であれ社長であれ噛み付いてやる」と云ったら、その社長に一瞬怯えた表情が走った。どうやらその時点で私は嫌われたようで、以後、私に合うことを避けているようだ。かまうものか、私は飼い慣らされた羊にはなれない。それなら野良として野垂れ死にしたほうがいい。今日の寒さはことのほか応える。やりかけの仕事が待っている。こういう時は体を動かして温まるのがいい。
モスクワ劇場占拠事件の犠牲者が120人に
インタファクス通信によると、チェチェン武装勢力によるモスクワの劇場占拠事件で入院していた元人質の女性1人が4日、市内の病院で死亡し、事件の犠牲者は120人になった。特殊部隊が突入時に使用した特殊ガスを吸引し病院に運び込まれた元人質のうち501人が同日までに退院したが、なお148人が入院中。犠牲者のうち118人はガスが原因だった。
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武装勢力浸入時の観客席(画像をクリックすると拡大する) |
上の画像はチェチェン武装勢力グループ浸入当日の観客席の様子である。犠牲者がついに120人になったが、これは、ここで書いた未確認情報での犠牲者130人に限りなく近付いたことになる。強行突入当日、ロシア政府は生存者を移送させるためのバスを三台用意していた。この時点で、生存者がかなり少ないのではないか?との憶測を呼んだものだが、その憶測はほぼ当たっていたわけだ。つまり、ロシア政府は突入時の非致死性(?)ガス使用によって、かなりの犠牲者が出ることを予想していたことになる。それが予め用意されていたバス三台に象徴されている。観客席の画像からは、いったい何が起こったのか?という観客たちのざわめきが聴こえてくるようだ。これら観客に感情移入するとき、彼らの不安と焦燥もまた伝わってくる。
【追加画像】劇場侵入時の画像&現場音(全画面)♪
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代
グループホームで痴ほう介護
■21:15-22:00 NHK総合 プロジェクトX「突破せよ最強特許網新コピー機誕生」
謎の放電が直撃▽運命の審判下る
■22:00-23:00 テレビ朝日 ニュースステーション
北朝鮮難民支援NGOスタッフ行方不明事件▽車イスでダンスダンスダンス
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