昨夜は悶々として眠れず、会社の行く末を考えていた。300〜500万円の国の融資制度を利用する。これは前々から考えてきたことだ。暖めてきた企画、夢の実現である。これに会計担当の妹が反対している。それでいて資金が底を尽き「どうするの?」と私を責めてくる。どうしようもないものを、どうにかせよと、責められてもどうしようもない。とにかく目の前の仕事をやることが先決だ。ところが材料を仕入れるカネも、私に渡す生活費もないと捨て台詞を残したまま出てこない。彼女の言い分は「儲からない会社はやめれば?」ということであった。これが今度のトラブルの発端だ。月曜日には妹も出勤して、カネの問題は解決しそうだが・・・どうも仕事が手に付かない。何もかもカネの論理が全てであるかのような考えに、私は付いていけない。実は前から妹にはそのことで責められ続けている。僅かな仕事でもやらない限りは、収入が途絶えるのはもとより、その仕事に連なっている人々の生活権が脅かされることになる。仕事とはそういうものだ。それを彼女は分かってくれない。しかしながら生活は苦しくなるばかり「やめちゃえば?」となったわけである。元請けの社長にも相談した。最悪の場合、会社を整理し、土地を地主に明け渡して出ていかねばならないと・・・そうしたら「それならうちの工場を使え」と社長が言ってくれた。せっかく覚えた金属の仕事だ。窮屈な経営者の肩書きを取って、一人の人間として出直しするのもいい。今のままでは仕事をする矢先から、カネの心配をする妹の「どうするの?」という呪文でノイローゼになってしまう。新たに次の仕事が入る段階の今、全く効力のない「社長」という肩書きを捨てて出直すか?それとも国の融資を受けて会社を刷新させるか?二者択一の選択を迫られている。
午後から一時間ほど仕事をする。仕事が手につかないなどと落胆している暇はない。少しでも作業を進めておかないと、後で慌てることになる。猫族たちも私の周囲に集まってくる。何処へ行くにも金魚のフンのように連なってくる。困ったもんだ。今日は手早く仕事を進め、一段落したところで早々に切り上げた。硬化剤を使うため、作業が鈍いとすぐ材料が固まってしまうせいもある。明日から研磨作業に入る。研磨したらさらに凸凹をパテで埋め、また研磨する。その繰り返しだ。そうして平らになったところで、今度は細かい傷をパテで拾っていく。そこに錆止めと下地調整効果を併用するグレーのサーフェサーを吹き付ける。それが乾いたところで今度は280番の耐水ペーパーで水研ぎをする。この段階で見かけ上、表面はツルツルになっている・・・が、まだ終わってはいない。水が乾ききった後に再びサーフェサーを吹き付け、その乾燥を待って400番のペーパーで表面を満遍なく磨き上げる。これでやっと仕上げ前の段階が終わる。こうした作業の過程で一つでも手を抜くと、仕上げに即影響が現れる。髪の毛ほどの傷が乱反射して、その位置を知らせてくれる。神経がピリピリするのもその時だ。こういう話を妹は嫌がる。少しでも仕事の内容を知ってもらいたいだけなのだが・・・それも仕方のないことなのか。鋳物のイビツを修正しながらのパテ付けと、その仕上げにおいては特殊技術の部類に入るだろう。そういう意味では仕事の誇りもある。引継ぎの時点で、金属にかけては素人の私に出来るのか?と元請けも心配していたようだったが、およそ一年間の作業を通じてやっと少しは納得いく仕事が出来るようになった。失敗の連続ではあったが、これからが利益を生み出すことになるのだと・・・儲からないならやめるのは早計だと思うのだ。何のために痛い足を引きずっての深夜作業だったのか?朝の光が差し込む工場で、一人完成の喜びに浸っていたことなど、誰が知り得よう。ここで会社を整理することは、そうした労力をも否定してしまうことになる。カネの価値基準においては、人間の心や仕事に対する愛着は、儲からないことで無駄になってしまうのか?そうじゃないだろう、違うだろ・・・自分が総力をあげて仕上げた仕事が、無意味だったなどとは誰にも言わせない。何かと雑音が煩くなった・・・他人は何とでも言うがいい、私は私以外の何ものにも成れない。
首相、創価学会名誉会長を「絶賛」 補選のお礼?
「強く印象に残った、きれいな、見事な写真があった」。小泉首相は2日、公明党大会でのあいさつで、創価学会の池田大作名誉会長が撮影した写真をべたぼめした。日ごろは与党にそっけない首相だが、衆参統一補選の勝利は公明党の支援によるところも大きく、リップサービスに務めたようだ。
首相は、9月の南アフリカ訪問の際、SGI(創価学会インターナショナル)の展示場で写真を見たと説明。「暗い空にこうこうと月が輝いている。この写真は池田SGI会長が撮影されたそうです」と紹介し、拍手を浴びた。創価学会は公明党の支援団体だが、一宗教法人であることには変わりない。首相が公式の場で言及するのは異例だが、首相はさらに「空の果ての月のように、批判があっても孤高で孤独でも堪えなきゃいかん。支持率が高くても低くてもグラグラしちゃいかんなあ」と会場を笑わせた。ここまでサービスされると幹部たちも嬉しくないはずがない。神崎代表は記者会見で「公明党の働きや役割が認識されてきた。距離が縮まってきたのでは」。冬柴幹事長も「我々に理解があると思えなかった首相も、創価学会の純粋な思いを理解された」と喜んだ。
何なんだ?これは・・・小泉は正気を失ったか?それとも元々正気じゃなかったのか?ふざけてるのか?世の中どうなっちまったんだ!コメントする気にならないほど、バカバカしくて絶望的なニュースだ。滑稽でさえある。これで小泉の支持率がさらに上昇するようであれば、もうこの国に見切りをつけた方がいいだろう。小泉連なる自民党の面々も学会のカネと集票力の吸引にはひとたまりもなかったようだ。我がニッポン国を暗黒社会の導入部へと誘導する一蓮托生の面々をよ〜く心に刻んでおこう。
【視聴予定】
■21:00-21:50 NHK総合 スペシャル「”ぬるま湯”から抜け出せ・脱系列企業苦闘の1年」
競争社会への意識改革
■22:30-24:45 フジテレビ EZ!TV この女性も見た…元工作員告白29年前消えた18歳の謎▽ばく大な経済効果とギャンブル中毒…追跡韓国カジノ戦略の実情▽ゴスペラーズ生出演アカペラ秘話と新曲
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