02/10/31 (木)
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劇場占拠事件で使用のガスはCO2?独の医師が新説
モスクワの劇場占拠事件でロシアの特殊部隊が使用したガス剤は二酸化炭素(CO2)だった?――30日付の独紙「ウェルト」は、露当局が頑として正体を明かさないナゾのガス剤が、人間の呼気にも含まれるCO2だったとするドイツの麻酔医の新説を紹介した。
「CO2説」を唱えたのは、リューベック大学病院のウルリヒ・ゴッシュ博士。<1>空気より重く、無臭で犯人に気づかれず広がった<2>効果が素早く現れた<3>特殊部隊は被害を受けずに展開できた<4>爆発の危険を防ぐには不燃性ガスだったはず――などの理由を挙げている。同博士によると、大気中には普通に存在するCO2だが、濃度が5%になれば昏睡、10%に達すると急死する恐れもあるという。意表を突かれた。麻酔剤もしくは催眠ガスの類いだとばかり思っていたというか、思わされていた固定観念が見事に覆された。まさか人間が吐き出すところの二酸化炭素が、毒ガスに成り得るとは想像もつかなかった。してみれば、我々人類は自らの生物的存在をして日常的に有毒ガスを大気中にまき散らしていることにもなる。ネット上で検索しても、地球温暖化が引っかかるぐらいで、致死性ガスとしての二酸化炭素は出てこない。化学事典で調べたら「一酸化炭素と違って有毒なものではない」とある。あとはドライアイスの生成過程などの難しい化学式が羅列してあるだけだ。知りたいのは致死に至る過程での詳しい生体反応で、それらの症状がどこまでロシア占拠事件での患者の症状と一致するか?事件で顕著だった嘔吐といった症状が、二酸化炭素中毒でもみられるのかどうか・・・100人規模の人間集団を死に至らしめるほどの二酸化炭素の濃度と量の割り合いなどなど・・・それを知る手がかりを探している。二酸化炭素が事件に使用された可能性は極めて高いのではないか。もう二つほど気になる記事がある。劇場占拠事件で使用のガスはハロセイン=独専門家
ドイツの医療関係者らは、モスクワの劇場占拠事件でロシアの特殊部隊が使用したガスについて、「ハロセイン」と呼ばれる麻酔薬だった可能性があるとの見方を示した。
南部ミュンヘン市で、専門家らが人質となったドイツ人2人を検査した結果、1人からこの麻酔薬が検出されたという。会見を行った同市の検視官は「おそらくハロセインだろう」と述べた上で、検査で検出されたもう1種類の物質が同時に使われた可能性もあると付け加えた。ただ、会見に同席した別の専門家は、人質が運ばれた病院でハロセインが解毒剤として使用された可能性もあると指摘した。ハロセインは1980年代半ばまで広く使用されていたが、強い副作用を伴うことなどから、現在ではほとんど使われていない。事件で死亡した人質117人のうち、115人がロシア特殊部隊が突入時に使用したガスが原因で死亡したとされている。ロシア当局はこのガスの種類について、今後の武装勢力の攻撃計画に役立つ情報となる恐れがあるとして、特定を拒否している。
特殊ガス、麻薬系の鎮痛剤を混入か 人質事件で米紙
チェチェン武装集団によるモスクワの劇場占拠事件で、ロシアの突入部隊が使った特殊ガスの成分について、ニューヨーク・タイムズ紙は29日、麻薬系の鎮痛剤「フェンタニル」が混ぜられて使われた疑いがあると報道した。鎮圧に使用したガスについてロシア側は、米当局への情報提供を拒否している。ただ、同紙によると、米政府高官の一人は、このガスにフェンタニルが含まれていた疑いが濃厚だとの情報を得ているという。フェンタニルは合成麻薬系の鎮痛剤。湿布や点滴で局所麻酔や鎮痛に使われる。同紙によると、米当局はテロ対策のため、同じような成分のガスをひそかに研究している。ここで「ハロセイン」と「フェンタニル」という化学物質が浮上してきたが、「ハロセイン」を調べたかぎり、どうやら患者から検出されたのは医師が解毒剤として使用したことが濃厚のようだ。検索結果は・・・
ハロタン= ハロセイン、フロセインともいい中枢神経系への麻酔作用が強い。吸入麻酔薬(手術直前に吸入し、かかる深麻酔)の中の揮発性麻酔薬で、点火性は無い。特徴として無臭で甘い匂いがするとされている。一方で、肝機能障害を起こす可能性があるといった問題点もある。また、サクシニルコリン(サクシンを参照)とともに用いると悪性高体温症が起こる可能性がある。というものであった。症状としては事件と似通った点もあるが「甘い匂い」や「高熱」という患者の症状例はなかったようだ。
「フェンタニル」は一般に「クエン酸フェンタニルfentanyl citrate」として麻酔薬に用いられている。一般には中枢神経抑制薬として用いられ、以下のような副作用がある。
モルヒネ様薬物依存,呼吸抑制,無呼吸,筋強直による換気困難,血圧降下,起立性低血圧,血圧上昇,不整脈,頻脈,徐脈,期外収縮,心停止,頭痛,ふるえ,視力障害,多幸症,錐体外路症状,精神症状,不眠,興奮,後睡眠,気分の動揺,眩暈,譫妄,四肢振戦,筋強直,蕁麻疹,悪心,嘔吐,発汗,咽頭痛,粘液分泌過多,喀痰喀出困難,体温下降・悪寒,四肢冷感,チアノーゼ,喘鳴,吃逆,ショック,嘆声,口渇,発熱.これらの症状の殆どは占拠事件での被害者と類似する。最近では「フェンタニル・パッチ」として激痛を伴うガン患者の鎮痛目的に使用されている。モルヒネの約80倍の鎮痛作用をもち、貼るだけで三日間は鎮痛作用が持続するというが、それだけ麻薬としての効果があるということになる。「リトナビル」を併用することで血中濃度が上昇し、効果はさらに増強される。「リトナビル」といえば、真っ先に疑われた「ジアゼパム」(ゼアゼパムとも)の増強剤にもなっていた。逆に考えれば「リトナビル」が主剤で、ジアゼパムやフェンタニルがその増強剤とも成り得るわけだ。アメリカでのテロ対策用としてのフェンタニルを考え合わせると、ロシアでも同様の研究開発が行われていたとしても不思議はない。ロシア政府が占拠事件で使われた非致死性(?)催眠ガスの成分を公表しない以上、後遺症に悩む人質患者の治療も一向に進まないことになろう。国益とは自国民の命に優先するほどのものなのだろうか?今もまたその国益のために、国家保護の元、化学物質を混ぜ合わせて人間を麻痺もしくは死に至らしめる「テロ対策用ガス」の研究開発が成されているのだろう。ご苦労なこった。ダイナマイトを発明したノーベルに祝福あれ!ノーベルの罪の意識から生まれた栄誉あるこの賞が、巡り巡って人間を殺せる物理方程式にも与えられるという、この壮大なる矛盾にも祝福しよう。パグウォッシュ会議(核兵器全面禁止を提唱する科学者による会議、主催地カナダ・パグウォッシュ)を創設したアインシュタインも、今やその罪の意識を凌駕するほどの核兵器が人類を覆い尽くす未来は予測できなかったのではないか・・・その未来が今、私達の目前にある。核兵器をこよなく愛する者たちに、我々は彼らに別天地を用意してあげようではないか。さあ為政者たちよ、君達の愛する核弾頭ミサイルに乗り遅れないよう集結せよ。君達には平和な世界が息苦しいはずだ。旅立ちの歌も流してあげよう。「さあ、今、銀河の向こうへ飛んでいけ〜♪」「ジアゼパム」は商品名「バリアム」として、アメリカの暴走族ギャングの間では合成麻薬の密売対象ともなっている。全米では1985年時点で150ヵ所の麻薬密造所が確認され、カナダ・ルートではヘロイン中毒者2万人、コカイン25万人を出すに至っていた。17年後現在では倍では済まない中毒者数になっているはずだ。ヘロインやコカインなど主流麻薬はマフィアが牛耳っていることから、暴走族ギャングたちは安価な合成麻薬密売に手を染めているようだ。メタンフェタミン(日本のヒロポン)、ナツメグから抽出される合成アンフェタミン(日本の覚せい剤)などの麻薬は主にカナダの密造所で製造され、暴走族ギャングらによってアメリカへと運ばれる。カナダに引き返すときにはLSDや商品名クエールードの類似品を持ち帰る。そんな中に「ジアゼパム」も含まれていて、ほか合成鎮痛剤ペンタゾシン(商品名タルウィン)、メタクアロン、鎮痛剤オキシコドン(商品名ペルコダン)などが盗品薬剤として密売されている。中でも早くから扱われているのが「バルビツール剤」で、これは「ジアゼパム」の増強剤にも成り得る。バルビツール酸誘導体は「ジアゼパム」の中枢神経抑制作用を刺激増強しながら、注意力・集中力・反射運動能力を奪いつつ深い眠りに誘導する。
奇妙な映像である。本来は観客席いっぱいに人質の
遺体が折り重なっていたはずだ。犠牲になった観客が
写っていないのは、遺体が収容された後に撮られた為
だろう。その後、政府の指示で武装勢力メンバーの遺体
が観客席に置かれ、全ては報道管制の元で演出された
映像となった。奇妙なはずである。これまでロシア劇場占拠事件での催眠ガスの正体として浮上してきた化学成分及びその増強剤を列記してみる。
ジアゼパム(商品名バリアム)、バルビツール酸誘導体、フェノチアジン誘導体、モノアミン酸化酵素阻害剤、塩酸マプロチリン、ダントロレンナトリウム、シメチジン、オメプラゾール、ハロセイン(別名ハロタン、フロセイン)、フェンタニル、リトナビル・・・これらに付随しての鎮痛剤、合成鎮痛剤ペンタゾシン(商品名タルウィン)、鎮痛剤オキシコドン(商品名ペルコダン)・・・そして意外だった二酸化炭素CO2・・・と、まだまだ候補となる薬剤成分はあるだろうし、これから専門家によっても公表されていくだろう。候補としてあげるなら麻酔薬の全てを列記するだけでページが埋まってしまうだろう。こんな薬の聞き慣れない専門用語を並べられたって分からない、といった向きもあるだろうし、私とてこれらの成分を理解して書いているわけではない。病院から渡される風邪薬にして、医師からの説明はないまま飲んでいることが多い。それにその量ときたら、これ全部飲んでも大丈夫?と問いかけたいほど多いのには誰でも経験済みだと思う。半分ぐらいはゴミ箱に捨ててしまう知人もいるぐらいだ。いかんせん我々が拒もうと拒むまいとに関わらず、薬漬け現状の渦中にある事実は避けられない。薬の副作用が問題にされてから久しいが、それら人命を脅かす薬の副作用を利用して、国家が非致死ガスとして合法的に製造かつ使用することに問題はないのだろうか?
もう一度ロシアでの劇場占拠事件を振り返ってみよう。テロ鎮圧に留まらなかった毒ガスでの犠牲者たちを・・・家族や恋人たちが楽しみにやって来た劇場内において、得体の知れないガスによって死んでいった人々の悲痛を・・・感じないだろうか?もの云わぬ死人となった彼らが、何を訴えたいかは心を寄せれば感じるはずだ。100人を越える死者たちが一斉に口をそろえて訴えることは『なぜ私達は死ななければならなかったか?誰か教えてほしい』と・・・そのことしか考えられないではないか。今度の事件も現場から跡形もなく犠牲者の遺体は片付けられ、死体が折り重なっていたであろう床も磨かれ、間もなく何事もなかったかのように娯楽のための劇が再開される。彼らは不慮の事故によって死んだのではなく、殺されたのだと云えない何か陰鬱なものが漂っているようだ。悪しきテロリストを成敗した我らが英雄プーチンを称えるとき、その群集の歓呼に身震いする者に幸いあれ。あなたの生体反応は正常に作動した。やがて毒ガスの成分が何だったか?どうでもよくなる時がくる。化学者や権力者が口を閉ざし始めたときの幕開けに、これから何が始まるのか・・・伊丹監督の映画「たんぽぽ」でヤクザが撃たれて死ぬ間際のセリフを思い出す。「ああ、終わりの映画が始まるんだ」・・・仕事が入った。一週間ぶりだ。引き続き、来週も入ってくる予定だ。今日は元従業員もやってきた。失業保険が切れて焦っている。貯金で食い繋げるだけまだいい。私のように、なまじ会社などやっているとその存続だけで借金が増えていくことになる。悲惨なことでは誰にも負けないぞ、と変なところで自慢している私は何なのだろう?職安のリストに「ハローワーク」 求人情報検索のアドレスが記載されている、というので早速条件検索してみた。該当する会社が限りなくゼロに近い結果を知って、元従業員も苦笑している。職安に設置されているパソコンの前には失業者が列を成して並んでいるのだという。ネットカフェの利用を勧めた。有名なところでは全国的に規模を広げている自遊空間がある。利用料金は1時間-480円、3時間-1000円、5時間-1500円、7時間-2000円、入会金300円(身分証明書要)となっている。長時間になるほど安くなるよう設定されている。24時間営業なので、深夜、コンビニで弁当買って泊りがけでも2000円で済む。眠れないと自宅でイライラするよりはいい。私の場合、猫族の鳴き声から解放されるだけでもありがたい。パソコンを持たない大宮の友人も、ネットカフェから私のHPを覗きに来ている。お〜い、見てるかTK?・・・どれ、退屈だから仕事でもするか、と言ってみる。こんなところからも誤解されやすい性格が育っているようだ。【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代 不法入国300万人・今欧州で
■20:00-20:54 フジテレビ アンビリバボー「届けこの思い…9・11テロに立ち上がった日本人3人の奇跡」 一人娘を残して夫は旅立った…主婦の勇気
■22:00-23:00 テレビ朝日 ニュースステーション それで拉致問題は…北朝鮮今後どう出るのか▽”竹中対応策”でどうなる?▽不況自殺増加、遺児たちは…予防への試み←
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