天気予報を少し詳しく書くことにした。最低温度は朝6時頃、最高温度は午後3時とみてほぼ間違いない。風は強い時間帯を優先して書くことにする。こんなことを思いついたのは原発地帯が近いためで、風の向きによって放射能がどう流れるか、知りたいこともあった。原発事故での隠蔽工作が次々と暴露される中で、我々庶民は何を信じればいいのか?実はあのとき放射能が漏れていましたと、後から謝罪するといった電力会社側の無責任ぶりに、せめて風向きぐらいは記録しておこうと思った。チェルノブイリ事故のときは雨の降ったところに放射能が濃縮して残存した。後にこの地帯からは眼球の無い牛が産まれ、その写真を見てぞっとした記憶がある。ある少女はバラバラに壊れた自分の染色体を見せられ「私は子供が生めない!」と泣き叫んだ。そうした人間の悲鳴も、歳月は何事もなかったように人々の記憶から消し去っていく。あと十年もすればチェルノブイリ事故すら知らない子供たちが一般的になるだろう。ちなみに今度のロシア劇場占拠事件の前日には雨が降っていたようだ。夜間気温は確か6〜7℃だったと・・・強行突破の夜、若き司令官モサエフ・バラーエフは最初に射殺され、傍にはコニャックの瓶があったという。そのコニャックはバラーエフ司令官の極度の緊張感を少しは和らげてくれただろうか・・・劇場内の寒さを少しは忘れさせてくれただろうか?劇場内に強行突入していく特殊部隊兵士の足元には雨上がりの地面がまだ濡れて光っていた。雨よ、風よ、地球の息づかいを人間たちに知らしめよ。あなたに寄生する害虫と成り下がった人間どもに、その体温をもって生きものとしての存在感を示してほしい。11時現在、室内気温10度、猫が廊下を走り回っている。
仕事が途絶えている。23日が最後の納期だったから、およそ一週間干されたことになる。通常なら、納期日の完成品の引き取りと同時に次の仕事が入れ替わりに入ってきていた。それがなくなった。ここは逆転発想で、余裕ができたと思って気楽な読書生活に没頭しようとしたが・・・活字が頭に入らない。食べるものも心なしかまずい。気楽にやるはずが、気楽どころか焦りと不安で悩む日々となった。デフレ下での不良債権処理では45万人の失業者と、6兆円強のGDP(国民総生産)減少という恐ろしい民間での試算結果も出てきている。それでなくとも建築業界は青息吐息の危篤状態なのに、これでは完全に生き絶えてしまう。辛うじて金属部門で食い繋いできていたが、その元請けも前述のような仕事の継続が途絶えた状況となっている。先月あたりまでは大型ベースの注文もあって、少しは希望が見えてきたと喜んでいた矢先だった。某大手の今年分の見積り仕事も二件ほどある。指定だから必ず我が社に入ってくるはずの仕事なのに、もう11月に入ろうという現在に至っても音沙汰がない。この大手に限って、かつて一度もなかったことだ。どうやら今度の不況は日本経済の屋台骨を揺さぶるような異変が起きているようだ。地元でもまた建設業社が一軒姿を消した。次々と更地が広がっていく。今日は一時強い風が吹いた。冷たい風だ。荒涼としているのは風景ばかりではなく、人の心にも寒く冷たい風が吹いているようだ。本格的な冬がもう間近にやってきている。会津では初雪を観測したという。会津には仕事での思い出がある。忘れものを拾いに行くように、ひょっこり訪れてみようか・・・思い出という忘れもの、まだ落ちているだろうか?
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代
被害急増・090金融の実態
■21:15-22:00 NHK総合 プロジェクトX「裕弥1歳・285日の闘い」
肝臓移植▽母を呼ぶアーちゃん▽決断のメス
■22:00-23:00 テレビ朝日 ▽いよいよ日朝国交正常化交渉、拉致・核問題は…
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