02/10/17 (木)
【インドネシア】バリ島テロ、アブバカール氏逮捕か
 ユドヨノ政治・治安担当調整相は16日、バリ島爆弾テロ事件への関与が疑われている東南アジアのテロ組織ジュマア・イスラミア(JI)の指導者と目されるアブバカール・バアシル氏(64)について、「逮捕の判断にはあと2〜3日必要」と語った。同氏とJIの関係を初めて認め、今後は国際テロ組織アルカイダとJIの関係が立証されれば逮捕に踏み切るとしている。(インドネシア版編集部長・石川昌洋)
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 これまでインドネシア政府は、西側諸国の大使館爆破計画の容疑でジェマ・イスラミア(イスラム共同体)の関係者100人あまりを逮捕してきたが、その指導者と目されるアブバカール・バシル氏については証拠不十分としてきた。果たして今回のバリ島爆弾テロにバシル氏が関与していたのかどうかも、その証拠が確定されない限り逮捕はできまい。しかし、どうやらその出来ない逮捕をインドネシア政府は強引にやろうとしているようだ。これにはアメリカ政府の圧力があったことは容易に想像できるが、イスラム教徒90%を占めるインドネシア国内においてはメガワティ大統領の支持基盤も岐路に立たされることになる。メガワティ大統領にとっては苦しい選択である。
 バリ島爆破現場からはRDXなる成分も検出されたと伝えられている。このことからRDX91%を含むプラスチック爆弾C4と断定されたようである。RDXと不活性可塑成材からなるこのC4はTNT火薬1.5倍の威力をもち、今のところ軍用火薬としては最も強力なものとされている。このC4が自動車に仕掛けられ爆発したのだが、それが遠隔操作によるものかタイマーによるものか、検分結果が待たれるところだ。軍用であればスクランブラと暗号化機能を備えた無線式発火装置が付随されているのが普通だが、これをテロ組織が使いこなすにはちと無理があると思われる。そう簡単に扱える代物ではではないのだ。それも地面に直径4〜5メートルもの穴をあけるには相当量のC4が使われたはずだ。火薬に熟知したプロでなければ出来ない爆破であったろう。大使館爆破計画でもトラックに爆薬を満載して突っ込むという荒っぽい手口を考えていたジェマ・イスラミアに、今回のような用意周到な爆破は最初から不可能なのではなかったか・・・アメリカ政府が即座にジェマ・イスラミアの犯行と決め付けるあたり、白を黒と言い含めるようなもので、これに追従するメガワティ大統領が墓穴を掘ることに成らなければいいが・・・
金正日総書記の元妻死亡か
 十六日の韓国紙、中央日報はソウルの外交消息筋の話として、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記の元夫人とされる成恵琳さんが七月ごろ、療養先のモスクワで死亡したと報じた。同紙によると、成さんは一九七○年代半ばからモスクワで心臓病の治療を受けていたとされ、死因は心臓病とみられる。金総書記と成さんの間に生まれた金正男氏が最近、モスクワを再三訪れていたのも成さんの病状と関連していたとみられるという。成さんは金総書記との間に金正男氏をもうけたが、二人の結婚は正式に認められず、精神的に苦しみモスクワで療養生活を送っていた。成さんの実姉が九六年に西側に亡命した際、成さんは姉に同行しなかった。
 1937年生まれの成恵琳(ソンヘリン)は金正日の最初の妻で、1971年に何かとお騒がせな長男・金正男(キムジョンナム)を産んでいる。金正日と結婚(1967年)する以前は、朝鮮作家同盟副委員長・李革との間に息子をもうけている。つまり金正男には兄がいたことになる。亡命したとされる成恵琳の姉とは成恵琅のことではないかと思われる。成恵琳には1940年生まれの成和子という妹もいる。金正日総書記は成恵琳と離婚した後、洪一天、金恵淑、高貞子と次々と離婚と結婚を繰り返している。
李革
李**
成恵琳
↑一番目 金正男
金正日
↓二番目 金恵敬
洪一天 金雪松
三番目 金**
金恵淑
四番目
高貞子
              
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代 広がる違法農薬▽産地の苦悩
■22:00-23:00 テレビ朝日 ニュースステーション 心は開かれるか、真実はどこまで明らかになるか…拉致被害者5人24年ぶり故郷へ▽大仏も踊りだす?林英哲奉納太鼓中継
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