02/10/16 (水)
 昨日、夜半に最終的なダメ直しをして仕事を終えた。深夜のどしゃぶりに雨漏りを心配していたが、今朝点検して製品に異常がないことを確認する。今日がその引渡し当日、監督のOKが出るまでは気が抜けない。引渡しと同時に次の仕事が入る予定になっている。昨日、色の確認の際に訪れた監督がポツリと云う「今月はどういうわけか仕事が減ってしまった」・・・何気ないその言葉にもぞっとする。吹けば飛ぶような零細企業の哀しさよ、大不況の真っ只中で生活苦に怯え喘いでいる。地べたに這いつくばるようにして辛うじて息をついているんだ。
 我らが総理は云う「経済改革の前には痛みも伴う。覚悟してもらう」と・・・その痛みが我々零細にとっては息の根を止められかねない凶器であることを、総理はどれほど自覚しているのだろうか?日本においてその主権は国民にあることを、日本国憲法にはっきりと明記されている。国民に公的資金導入といったかたちでバブル崩壊の尻拭いをさせること自体、その主権者たる国民を蔑ろにする憲法違反ではないのか?何が経済改革だ、あたかも経済破綻の責任が国民の側にあったように血税を銀行に投入しているが、経済破綻の元凶こそ銀行にあったことを忘れてもらっては困る。弱者切捨て御免で倒れていく累々たる国民の屍の上に、打ち立てられるであろう経済改革の勝利の旗印とはどのようなものであろう・・・小泉総理が「これで不良債権処理は終わった!」と高らかに勝利宣言をするときにこそ、本当の暗黒社会が始動するように思えてならない。
 さっき地元商工会の事務局長がやってきた。
 街灯におたくの看板掲げたいのだが、どうですか?---どうですか?って、この不景気にそんなもん要らないよ---まあ、そう云わずに、片面3000円として両面で6000円です。プロの看板屋に頼むより安いもんでしょう---だから、そんな余裕ないって、鼻血しか出ないよ。てっきり融資の話を持って来たんだと思ったら、そう云う話ですか---地元商工会としては予算確保のために是非おたくに協力していただきたいと、助けると思ってお願いしますよ---助けてほしいのはこっちの方ですって、そんなカネ出すくらいなら生活費に当ててます。こっちは逆さにされたって何も出てきやしないんだ。
 話の展開が何となくユーモラスに流れ、その事務局長は笑いながら帰って行ったが・・・笑っている場合じゃないんだ。看板収入で予算確保図っている場合じゃないだろ、地元商店街の悲鳴が聴こえないか?みんな看板たたんで店閉まいするところまで苦境に陥っているときに、看板はいかがですかって?地元を回る商工会の神経を疑うね。酷いもんだ。
米英軍機がイラク空爆
 米中央軍司令部は15日、イラク上空の「飛行禁止空域」を監視中の米英軍機が同日、イラク南部のクート付近にあるイラク軍の通信施設を空爆したと発表した。米軍が被害状況を調査している。(共同)
 さっそく始まったようだ・・・クート付近とはクート・アル・アマラを指すものと思われる。ここから西方100キロ地点にはバビロン遺跡がある。米英軍機が空爆したとされる通信施設とは、イラク軍のアル・クート空軍基地内にある通信施設のことだろう。
【地図参照】イラク軍事基地2002
【天体】火星と地球(地球の表示に多少時間がかかる。663KB)、ちと遊んでみた。手前にあるのが火星、なんか火星って懐かしい感じがする。
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代 なぜ30代が?過労自殺過労死
■21:15-22:00 NHK総合 その時歴史が動いた 幕末・彰義隊撃破の時▽西郷が動いた・大村益次郎、必勝の方程式の秘密
■22:00-23:00 テレビ朝日 ニュースステーション 24年ぶりの心からの笑顔…5人の今後▽横田めぐみさんの娘▽”死亡”被害者の情報
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