ここ数日、我が社への就職希望者の電話が相次いでいる。おそらく電話帳を見て片っ端から就職先を探しているのだろう。切羽詰った事情が伝わってくる。何とか雇ってあげたいが、それには仕事が少なすぎる。私一人分の仕事ですら確保できていないのだ。指定業者となっている某大手親会社にして、システムの変更で極端に仕事が減少してしまった。来年の見積もり書もすでに提出しているが、一時的な期間仕事に限られている。同業組合も公共事業に頼ってきたため、それが裏目に出て全く対策が立てられないようだ。
竹中金融相は日銀に対し物価目標(インフレターゲット)の導入を求めたが、日銀はむしろ投機的気運が高まるとの懸念を抱いているようだ。つまり経済の健全性が失われるということらしい。さらに竹中氏は補正予算編成において、雇用や中小企業対策などの安全整備に含みを残したとされるが、これこそ含みなどという曖昧さではなく、早急に対処すべき問題ではないのか。銀行の貸し渋りが多くの中小企業を倒産に追いやっている現状から考えても、銀行への不信感は根強いものがある。日本経済の基盤を根底から支えてきたこれら中小企業の立ち直りを図ることが、何よりまず優先すべきだ。それでないと経験に基いた日本の優秀な技術が途絶えることにもなり、経済復興とは程遠い投機的な金融システムに逆戻りすることになる。
地道な労苦が報われるような経済基盤をつくるのではない限り、真の意味での経済復興はあり得ない。経済の基本は生産であり、生産に伴う国民の労働にこそ価値基盤を設定すべきではないのか。資金の導入という方法論にしても、元々は国民の血税の使い道のことだろう。銀行が何よりそのことを認識しているのかどうか?政府しかり、至極当然のことながら国民の血税はあくまでもその国民の生活を守るためにあるのではなかったか・・・痛みが産みの苦しみであるなら我慢もしよう。しかし、その痛みをして国民をさらに追い込むような怪物を産んでしまう恐れはないのだろうか?
【図解資料追加】ロドンT号断面略図
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代
院内感染VREの拡大を防げ
■21:00-21:54 テレビ朝日 たけしのTVタックル
田嶋陽子が(秘)衝撃発表北朝鮮拉致で社民党に異議あり…内閣改造&(秘)内部告発
■22:00-23:00 NHK総合 ニュース10
アフガン空爆から1年巨額復興マネーを追う▽拉致事件真相解明は |