02/10/06 (日)
 昨日は朝から溜まりに溜まっていた洗濯物を洗濯した。久しぶりに動いたという感じ・・・洗濯を終えて一休みした瞬間『あれ?』と思った。治ったとばかり思っていた右足の親指に軽い痺れを感じるのである。それでも普通に歩けるのでさほど気にならなかったが・・・今朝は、その軽い痺れが今度は痛むのだ。痛風がぶり返したのである。あの激痛がまたやって来るのか?!と恐怖さえ感じた。治りかけの足に洗濯作業は重労働だったのだ。昨日は知らず知らずのうちにそんな足を酷使していたことになる。迂闊であった。これまでの体験上、揺り返しの痛風はそれほど酷くならないはずである。とにかく再び安静にすることだ。そうすれば必ず良くなる。無理にでもそう思い込まなければ、もうやってられない自暴自棄に囚われるだけだ。心の葛藤という将棋に先手を打つようなものである。
 やっぱりね・・・TBSのサンデー・モーニングでの「客船炎上の謎」のことである。それでも多少の期待感をもって番組をみていたが、最後まで保険の「保」の字も出てこなかった。私が問題にしているのは「客船炎上の謎が保険にあることを知ってて出さない」ことだ。出せない理由を私は予め想定していたのだが・・・その「やっぱりね」なのである。これでは、本のタイトルを「謎」としながら、その「謎解き」をしないまま終わらせる無責任な推理小説家のようではないか。

 同じくTBSテレビの報道特集「金融大転換大臣更迭の裏」では、金融担当大臣・柳澤伯夫氏の更迭の真相に肉迫している。更迭の真相とはいっても、このことは竹中平蔵氏をリーダーとする「不良債権処理特別プロジェクトチーム」の一員、木村剛氏の著書「粉飾答弁」上下によってすでにその発端となった要因が明かされている。簡単にいえば「最初は相当な大手術をするといった覚悟をみせていた柳澤大臣が、二度目の大臣就任を境に、銀行が生き延びることを企むものに変わっていった」というものだ。今度の小泉新内閣閣僚の顔ぶれを見ても本気で不良債権処理に取り組む姿勢が感じられる。問題なのは、そのためにさらに大打撃を受けるだろう多くの国民への予防処置が殆ど成されていないことだ。何のための経済改革だったのか?と、巷に溢れる膨大な失業者の群れと、銀行の貸し付けを受けられずに倒産した累々たる会社の屍を見るようになるのではないか。それが小泉総理のいう経済改革に伴う痛みというなら、その痛みは止めどなく血を流し果ては瀕死の国民を見殺す改悪だったことになる。生き残れるのは窮乏を辛うじて貯蓄で食い繋いだ者と、国民に高利貸しで致命傷を与えて肥え太る民間金融業者、そしてそれらに資金を流用する銀行ぐらいのものだ。こうした暗黒社会の現出をもって日本が経済復興を成し遂げたと、勝利宣言するような我らが総理であるとしたら・・・これに当てはまる言葉は一つしか考えられない。

【視聴予定】
■17:30-18:24 TBSテレビ 報道特集 金融大転換大臣更迭の裏▽変わる陸上自衛隊
■21:00-21:50 NHK総合 スペシャル「中国共産党・新たな戦略」 入党する企業家厳しい幹部選抜▽巨大政党の素顔
■23:00-23:30 テレビ朝日 地球号 東京の渡り鳥誘致大作戦
■23:30-24:00 TBSテレビ 世界遺産 天才建築家の夢の町
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