02/09/29 (日)
 痛風患部の熱が少しずつ冷めてきている。しかし腫れはまだ引いていない。時々突き刺すような痛みが走る。ガンに犯されたある少年の話を思い出した。ゲームの大好きな少年は、自分の体内のガン細胞を敵として、それを打ち負かすための戦争ゲームを開始する。このユニークな試みは医師の指導の元で行われ、少年は奇跡的な回復を果たしたのだという。私もそれにあやかり、想像をたくましくする。針のような形状の尿酸結晶が関節を突き刺さし、それらを敵とみて白血球が排除しようとする・・・熱を帯びるのは患部がそうした戦場と化しているためらしい。やはりここにきて疲れを感じている。ここ数日、殆ど熟睡はできずに仮眠で済ましてきた。予想では今日の16時には腫れが引くはずだ。今度はゆっくり眠れるだろう。
 猫の中でもクロの産んだ白い猫は不思議な猫だ。「チロ二号」と呼ぶところのこの猫は、私と戯れるときにも決して爪を立てず、私の痛む足をペロペロ舐めてくれる。まるで痛い所が分かっているみたいだ。最初は偶然だと思っていたが、何度も決まって患部を舐める。夜中に八匹の猫たちが並んで私を見ているときには、その眼が赤く光り、不思議な感覚におちいる。16個の彼らの眼が点滅でもしたら、イルミネーションみたいで面白いだろうなあ。クリスマスの飾り付けにもなる。それを聞きつけた地元のテレビ局が押し寄せて、我が家の猫族たちは一躍有名になる。CMにも登場するようになった彼らには一匹ん?万円のギャラが支払われ、私はたちまち大金持ちとなる。ありがとう!この八匹の猫の恩返しは感動秘話としてテレビの特集番組として全国に放映される。う〜ん、素晴らしい話の展開だ。13時50分現在、まだ熱があるようだ。

イラク侵攻に反対 ロンドンの平和行動に35万人参加
 ロンドン中心部で28日、イラクへの軍事行動に反対する市民多数がデモ行進、ハイドパークで大規模な抗議集会を開いた。主催者側によると、参加者は35万人(警察発表は15万人)。集会ではリビングストン・ロンドン市長らが演壇に立ち、「世界を新たな戦火に巻き込んではならない」などと訴えた。反核・環境団体、キリスト教会、労組とイスラム教徒の団体が協力し、行動を組織した。デモ隊は首相官邸や議会へも足を向け、「ブッシュとブレアの戦争を止めよう」などと気勢をあげた。与党・労働党の現職議員も加わった。この日の行動は、昨年以降、たびたび組織された米英軍のアフガニスタン攻撃に対する抗議をはるかに上回る規模となった。

 さっきロンドン在住の方から「28日、オフィスの窓から反戦デモのたくさんの人々が見えました」とのメールを頂いたが、この反戦デモはベトナム戦争以来最大の規模ではないだろうか。湾岸戦争でのニューヨークのデモを思い出したが、あの時マスコミは二万人規模のデモと発表していた。しかし、本当は20万人をはるかに越えた規模のデモだったと、後になって分かったことがあった。どうやらマスコミに報道管制が敷かれていたとのことだった。こうした反戦デモは人類の平和への祈りとして、これからさらに大きなうねりとなっていく予感がする。いや、そうでなくてはならないのだと切に思う。(写真をクリックすると拡大します)

【視聴予定】
■21:00-21:50 NHK総合 スペシャル「拉致」 元工作員が明かす実態▽なぜ救えなかったか・家族が語る空白の25年
■23:00-23:30 テレビ朝日 地球号 新生モスクワに吹く風…
■24:55-25:25 日本テレビ ドキュメント'02 入れ墨ヘルパー
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