02/09/28 (土)
 昨夜から激痛のため一睡も出来ず、眠っても浅い眠りにとどまっている。20日前の時より症状は軽そうに見えるのだが、痛みは倍加しているようだ。足の親指という局所に痛みが集中して、悲鳴をあげたいほど痛いのである。むろん靴下も履けない。触っただけで激痛が走る。そんな足の上を猫たちが乗っかるたびに悲鳴をあげている。そんなふうだから今日一日は全く動けない。午後から妹に来てもらって家事の一切をやってもらう。こうして日誌を書くにも難儀している。あまりの痛さに思考能力が働かないようだ。痛いのは生きている証拠だと、これまた無理に思い込んで少しでも希望を保とうしている。
 「そんな足切って義足でも付けたらどうだ?」冗談で云われた知人の言葉でさえ心に突き刺さる。冗談も時と場所、それに相手の心のあり様を考慮して選ばないと、残酷な言葉になりかねない。そんな時に思い出されるのがかつての母の闘病生活のことだ。末期癌で余命幾ばくもない母の悲痛な心を、私はどれだけ自分の痛みとしていただろうか?それを考えると悔やまれて仕方がない。親の小言と冷酒は後で効く、さればとて墓に衣は着せられず・・・雨が小降りになってきた。

 23時現在、痛風の炎症のため全身が熱っぽく、そしてだるい・・・何を考えてもまとまらない。相変わらず左足の腫れは引かず、熱を帯びている。それでも台所まで立って歩けるようになった。今夜から翌朝にかけてが峠だろう。激痛の苦しみも二日間の辛抱という、私の予想通りになっている。痛みが収束に向かう時は患部がムズムズする。そして嘘のように腫れが引き、いつしか何でもなかったかのように普通に歩っている。これが今までのパターンだ。酢を入れた水を毎日2リットル、野菜中心の食事、何より過度のアルコール摂取を避けての体質改善が求められている。分かっちゃいるけど・・・やめられない酒のこと、あまりの痛みに酒を飲んで紛らわしているのだから、どうしようもない。人はその弱点によって死す・・・どうやら私も例外ではないようだ。どこかに死んでもいい自分がいる。その一方では本当にやりたいことをしていない、そんな後悔が、まだ死ねない自分となって、死んでもいい自分と格闘している。今夜は自分が何を言いたいのか?分からない・・・熱に魘されての一夜であった。

【視聴予定】
■19:30-21:50 NHK総合 スペシャル「21世紀・変ぼうする中国」 日中国交正常化30年・中国とどう向き合うか▽第1部・日中関係はいま▽第2部・友好からパートナーへ▽緊密化する経済・問われる歴史認識▽新時代日中関係はどうあるべきか・識者が衛星討論▽ソニー出井会長ほか
■20:00-21:00 NHK教育 未来への教室・選集 ▽生物学者ティオ・コルボーン▽51歳で科学者に▽環境ホルモン発見の秘密 

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