小泉首相、デンマークに到着 ASEM出席へ
小泉首相は21日午後、アジア欧州会議(ASEM)の第4回首脳会合に出席するため、羽田空港から政府専用機でデンマークに向け出発、22日未明、到着した。首脳会合は、朝鮮半島情勢などをテーマに23日午前(日本時間同日夕)から2日間の日程で行われる。首相は22日に韓国の金大中大統領、中国の朱鎔基首相、23日には仏のシラク大統領と個別に会談する予定で、日朝首脳会談の成果などを説明する。
ここでも小泉総理は日朝首脳会談での国交正常化を各国首脳たちに評価されてご満悦のようである。アジア欧州会議はコペンハーゲンで開催されたようだが、奇しくもコペンハーゲンは1983年に有本恵子さんが行方をくらました場所であった。昨夜は日本テレビの実録スペシャル「北朝鮮か?自爆か?よど号乗っ取り事件…史上最悪の122時間」を観ていたが、1983年当時よど号グループもまたコペンハーゲンに潜入していた。ホテルの宿泊記録には彼らの妻三人の名前(福井タカ子、小谷脇子、森順子)が記入されている。有本恵子さんは滞在していたロンドンにおいて、就職先を探していた。この時、接触してきたのが商社マンを名乗る男だったが、実際には北朝鮮の対日担当工作員のキム・ユーチョルだったと言われている。このキム・ユーチョルと会うために有本恵子さんはコペンハーゲンに向かい、そして行方不明となったとみられている。今月22日には彼に関する次のようなニュースが流れている。
有本さん事件の工作員入国 78−79年に2回は
よど号事件メンバーらとともに元神戸外大生の有本恵子さん=失跡当時(23)=拉致事件への関与が指摘されている朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作員とされるキム・ユーチョル外交官とみられる人物が、1978−79年に少なくとも計2回、日本に入国していたことが21日、関係者の話で分かった。公安当局も事実を把握しているもようだ。キム外交官の日本での足取りが確認されたのは初めてで、80年代にも入国したとの情報もあるという。日本での活動実態は分かっていないが、78年には日本人アベックらが相次いで北朝鮮に拉致されており、公安当局はキム外交官のこの時期の入国に重大な関心を寄せている。キム外交官は、よど号メンバーらと欧州で活動していたことが既に判明している。85年には元よど号メンバー(49)=服役を終え出所=が国内にひそかに入国。同時期にはメンバーの妻5人も日本に出入りしており、公安当局は、キム外交官との接触の有無についても慎重に調べている。
大胆というほかはない。公安当局もこれだけの事実を把握しているなら、本人の事情聴取なり何らかの具体的なアクションを起こすべきではないのか。慎重に調べている場合ではあるまい。外交上の都合で出来ないのであろうか。
1987年大韓機爆破事件の犯人・金賢姫の教育係は李恩恵(リウネ)とされているが、彼女は埼玉出身の田口八重子さんではないかとみられている。彼女もまた日本人拉致事件の犠牲者として、龍城にある対日工作専門の訓練所で教育され、今度は東北里招待所で金賢姫に日本語を教えていたことになる。金賢姫の流暢な日本語を聞いていると、最初から日本人ではなかったかと思えるほどだ。かつて私が大韓機爆破事件を調べていた過程でも、金賢姫は在日朝鮮人ではないか?と疑う在日の声もあった。行方不明となった在日のある女性にソックリだと云うのである。金賢姫に連れ添い服毒自殺で果てた金勝一なる人物も、日本語しか話せないらしいとの証言もある。憶測の域は出ないが・・・あり得ないことではないと思う。
西平壌の万景台区域には「平壌学院」があるが、ここは学校ではなく対日工作専門のスパイ養成機関だということである。金賢姫がスパイ訓練を受けたとされる東北里招待所は国家保衛部(秘密警察)訓練所に隣接しているが、平壌学院はそこから南西約20キロほど離れたところにあり何かしら特別な感じがする。その東約15キロ地点には金正日総書記の主席専用特閣があって、そこから北西へ15キロに渡り主席専用鉄道が延びている。
ところでカウンターが誤動作しまくりで何故かゼロに戻ってしまう。というわけで外すことにした。それと、これまで定期的に続けてきた原発や中東情勢の動向シリーズも不定期にすることにした。理由は単純で、気力的にも時間的にも余裕がなくなったからだ。今度の一連の日本人拉致事件のように、これは?!と思った問題を集中的かつ多角的に検証するといったかたちを取りたい。かつての「どきゅめんと日誌」の頃の手法に戻ったことになる。
今日は血圧が上がりっぱなしで体調がすぐれない。明日納期の仕上げに手間取っている。最期の仕上げの微調整がうまくいかない。監督に電話で問い合わせるも、現物を見ないで話をしているので拉致があかない。思わず『現場に来い!』と怒鳴りそうになる。数日前から目眩がして、いつ倒れてもおかしくはない状態のところに、苛立ってさらに血圧を上げてしまっている。机上の理屈だけで仕事を運ぼうとする監督の甘さに、手がかかる割には安い単価に、猫たちが餌をねだる鳴き声に、日本政府と外務省の拉致被害者家族への無慈悲な対応に・・・ありとあらゆる不満が渦を巻く。それでいて美人が我が社の前を通るのだけは見逃さない。私の美的感覚は仕事を凌駕するのだ。とは云っても、そろそろ仕上げにかからねばならない。あと少しだ、焦るな・・・コツコツと丹念に仕事を持続させることだ。15時現在の自戒。
16時半頃、ようやく仕事を完成させる。猫たちが段ボール箱の中から顔を出している。こいつら何を考えているんだ?思わず笑ってしまう。昨夜は一晩中段ボール箱の中で騒ぎ、煩くて眠れなかった。今日の私の不機嫌さはそんなところに原因があるようだ。人間には考えられないような行動をとる猫に、時に怒り、そして笑ってしまう私は・・・結局、ただ猫に振り回されているに過ぎないのだろう。いつもなら仕事を終えた後にビールで乾杯するのだが、何故か今夜はそんな気になれない。街で食事でもしてこようか・・・一丁目の裏にある老舗、ちと高いが手の込んだ料理は美味である。ここでは猫を四匹ぐらい飼っている。店主と猫の話だけで盛り上がる。街で唯一落ち着ける場所だ。腕がいいのに客が少ない、不景気はこんなところにもしっかりと根付いてしまった。私のわずかな生活費でも少しは役立つだろう。これで一週間は何も買えなくなるが、かまうもんか・・・貧乏には慣れている。出かける前に猫の餌をたっぷり与えて、さあ出発だ。
【視聴予定】
■19:30-20:00 NHK総合 クローズアップ現代
鳩山 VS 菅・代表選挙の舞台裏
■21:15-22:00 NHK総合 プロジェクトX「奇跡の再会劇・大地の子を捜して」
親たち執念の35年▽娘なのか再び
■22:00-23:00 テレビ朝日 ニュースステーション
”北朝鮮工作船”真の目的は?その装備からわかること▽拉致被害者まだ… |