02/09/15 (日)
 カウンターが誤動作をしている。なぜかゼロに戻ってしまうようだ。もう少し様子をみて、治らなければ外そうと思っている。昨日からFTPサーバのトラブルが生じているが、原因はどうやらその辺にありそうだ。これまでの統計から毎日80〜90はカウントしていることは分かっている。最近では100カウントを目指して張り切っていたところだ。やはり数字とはいえ、反応の目安にカウンターは参考になる。もっとも私は最初から読者数に関係なく自由気ままに書くことを宣言していたので、読者の数を気にすること自体自己矛盾している。それでもメールなどで感想を寄せられると励みになるのも確かである。仕事も孤軍奮闘しているところは同じだ。これからも孤軍奮闘は続くだろうし、続けていくつもりだ。辺見庸氏の「独考独航(どっこうどっこう)」を思い出した。(7月22日の日誌参照) 午前二時、また雨が降り出している。今夜は何故かやけに寂しい。子猫の温もりを抱いて寝よう。

 「タマちゃ〜ん!」という子供の絶叫がテレビから聴こえている。アザラシの子供が多摩川に現れて以来の珍騒動だが、今日も見物人300人と各報道陣が集結しているという。可愛いと思うのは人間の勝手な都合で、野性アザラシにとっては人間社会に近付いただけで死に至る病にかかってしまう。人間が垂れ流した排水で汚染された川の水の中で、あとどれほど生きていられるだろうか?初めて現れた当時のタマちゃんと現在を比較しても、明らかに痩せてきているのが分かる。イルカが迷い込んできたときと同じだ。イルカはすぐに死んだが、その胃袋からはビニールやプラスチックが大量に出てきたものだ。タマちゃんにも同じ異変が起きていても不思議はない。早くタマちゃんを野性に帰してやってほしいものだ。それでないと、人間社会に汚染されて死んでしまう。

 二台目の仕上がりに満足がいかず、細かい修正を施して午後三時ごろ完成する。これ以上修正すれば材料の厚みで亀裂が生じ易くなる。したがってこれをもって完成とした。完璧な仕事というのはなかなか出来ないものである。手抜き仕事は仕上がりに必ず反映する。いいかげんな仕事は出来ない。仕上がりを見れば、作業過程での自分の心の動きまで分かる。今ではクレームが付くことなく、納品もスムーズに進んでいる。それでも自分が納得した仕事はひとつもない。最近では鋳物の段階での荒さが目立ってきている。隠れるところの大きな欠損部は元請けのミスであり、これは修復のしようがない。見えるところだけ丁寧にやればいい、といった会社の方針も、私には納得いかない。カバーを外して見えるところは、やはり丁寧にやるべきだろう。完成前と完成後の製品は撮影記録してある。凸凹だらけの鉄の塊が、ピカピカな製品に化ける。これが私の仕事である。納品の際には社長が我が子を抱きかかえるようにして車に積む。それは私にとっても育て上げた我が子を見送る心境だ。東南アジア方面に船で運ばれていくらしい。

【視聴予定】
■17:30-18:24 TBSテレビ 報道特集「テロ1年…日本は?」 自衛隊派遣▽義足支援
■21:00-21:50 NHK総合 スペシャル「強制収容」 テロ対策で拘束されるイスラム系移民▽米国愛国法と市民監視団
■23:00-23:30 テレビ朝日 地球号「生命をつなぐ緑の回廊」 
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