02/08/12 (月)
<ペルセウス座流星群>12日夜から最盛期に
 毎年夏恒例の「ペルセウス座流星群」が、12日夜から13日明け方にかけて最盛期を迎える。今年は月が早く沈むため、星がよく見えそうだ。ペルセウス座流星群は、スイフト・タットルすい星の軌道上に散らばっているちりの中を、地球が横切る毎年夏に観測できる。ペルセウス座の方角から星が降るように見えることから、この名がついた。流星は「放射点」という部分を中心に四方八方に流れる。放射点は北東の空のカシオペア座とペルセウス座の間あたりになる。12日は日没後、細い月が出ているが、午後9時過ぎには沈む。暗くなるにつれて放射点が上昇し、数も増える。ピークは真夜中から夜明け前になる。国立天文台の広報普及室は「昨年11月のしし座流星群ほどではないものの、人工の光が少ない広い場所なら、1時間に30〜50個程度は見られそうだ」と予想している。 【元村有希子】(毎日新聞)

 今夜からペルセウス座流星群が見られるとのことだが、今日は朝からあいにくの曇り空だ。【参照】ペルセウス座流星群シュミレート星座 今夜はワインを飲みながら夜空を見上げるのを楽しみにしていたが、おそらくは夜空は雲で覆い隠され、流星群を見ることは出来ないだろう。それでも一抹の期待を抱いて今から待機している。去年はワインを飲みながら「しし座流星群」を眺めていた。放射線状に長く尾を引いて流れる流星が現れるたびに感嘆の声をあげていたものだった。
 ペルセウス(Perseus)はゼウスとダナエの間に生まれたギリシア伝説の英雄で、女怪ゴルゴンのメドゥーサ(Medousa)の首を切り落とし、その首を掲げるところを描いたチェリーニの作品がある。ペルセウスの父ゼウス(Zeus)はギリシア神話の最高神として、父親に地下牢に閉じ込められていた美しいダナエ(Danae)を黄金の雨となって助け出す。そして生まれたのがペルセウスであった。ティツィアーノ代表作「黄金の雨を受けるダナエ」などの絵が有名。ペルセウスの妻アンドロメダ(Andromede)はエチオピア王ケフェウスとカシオペイアの娘で、カシオペイア(Kassiopeia)が娘アンドロメダを海の精ネレイスより美しいと自慢したためポセイドンの怒りをかう。かくしてアンドロメダはポセイドンによって鎖で岩に拘束され、それをペルセウスが救出して自分の妻にする。カシオペイアとアンドロメダの母娘は星座となって、ペルセウスらと共に北東の夜空に散りばめられている。

 白土三平異色作品集3「ペンテウス」第3話「セメレ」では、ゼウスに愛されたセメレ(Semele)の物語が脚色されている。ギリシア伝説のデーバイ王カドモス(Kadmos)とハルモニアの娘セメレは、ゼウスの妃ヘラ(Hera)の妖計によって落雷に撃たれて死ぬことになる。結婚と出産を司り、既婚女性の守護神でもあるヘラは、浮気なゼウスの愛人たちを次々と迫害していく。そして・・・死ぬ間際のセメレはゼウスの子バッコス(Bakchos別名ディオニュソスDionysos)を産み、セメレの姉アガヴエは大蛇ビュトンの化身と交わりペンテウスを産む。白土三平はギリシア神話シリーズで、この二人を中心に物語を創作展開させている。
 セメレを失ったゼウスは言う。「おお、死すべき人の女と神との間に生まれし神よ、月足らずの我が子よ!死してよみがえり、地に帰りて再び芽ばえるもののようにバッコスと名付けよう!」 【左の絵参照】右手にセメレとの間に産まれた赤子を持つゼウス。やがてバッコスは熱狂的な女性信徒バッカイ(Bakchai)を率いてペンテウスを八つ裂きにしてしまう。
 
【視聴予定】
■19:10-19:30 NHK教育 健康「統合失調症とは」  
■21:00-21:54 テレビ朝日 たけしのTVタックル 警告…食の安全が崩壊賞味期限切れ&(秘)農薬汚染の恐怖…産地偽装ずさん管理
■22:54-23:28 日本テレビ 出来事 動物密輸の仰天手口を激撮
■23:30-24:40 フジテレビ ニュースJAPAN 墜落…空白の16時間